循環型社会の構築と農業経営


日本農業経営学会編 佐々木市夫、石田正昭、横川洋責任編集
 

ポストモダン社会における新たな農業経営学の構築が求められている今、日本農業経営学会の3年間の大会シンポジウムの集大成として、数年間の推敲を重ね、まとめ上げたものである。今後の実践的農業経営研究の方向を展望する。
 

A5判/376頁/定価(本体価格4,200円+税)/2007年08月

ISBN978-4-541-03517-2


<主要目次>

序章 活私開公の農業経営
第1章 有機性廃棄物と地域循環システム(有機性廃棄物の地域循環システムの設計と評価/生ゴミのリサイクルと地域農業の連携/韓国における地域的持続可能農業確立のための物質循環収支アプローチ)
第2章 循環型社会の構築に向けた農業経営の展開(日本における近代農業の危機と転換/環境適応としての循環型農業経営体構築の課題/地域資源循環における農業と経営主体/資源循環システムと地域連携/持続可能な施設園芸部門:虚構か現実か?)
第3章 循環型農業の社会的責任(循環型農業の条件整備と政策/循環型農業と消費者向け情報公開/農業関連産業をめぐる物質循環と総合マネジメントシステム/ドイツの持続的農業戦略)
第4章 農業経営の社会的責任とステイクホルダー・マネジメント(農業経営のステイクホルダー・マネジメント/経営評価法の正当性と有機農業/持続可能な経営と経営者ミッション/畜産経営におけるGAPとHACCP方式の導入の課題/持続可能な土地利用と経営倫理)
終 章 循環型社会の形成と経営研究の実践性

   

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