戸別所得補償制度の衝撃

−「作らせない農政」から「作らせる農政」への転換−


村田泰夫 著 

「戸別所得補償制度」はなぜ画期的な政策なのか。ポイントは、自民党時代の「作らせない農政」から「作らせる農政」への転換である。この政策の特長・課題を詳細に解説した。自民党農政からがらりと変わった民主党農政への提言を行う。

A5判/定価(本体価格1,500円+税)/2010年4月刊

ISBN978-4-541-03693-3


<主要目次>

はじめに
第T章 戸別所得補償制度の衝撃
第1節 戸別所得補償はどんな仕組みなのか
第2節 米価は上がるのか下がるのか
第3節 戸別所得補償モデル事業の論点

第U章 自民党農政はなぜ破綻したか
第1節 崩壊した「農政トライアングル」
第2節 挫折した「品目横断的」対策
第3節 「米価下落防止」のドグマが足かせ

第V章 「米政策」でなく「穀物政策」を
第1節 危機的状況にある日本農業
第2節 食料危機への備えのない日本
第3節 水田フル活用と穀物政策
第4節 穀物としての米の増産政策を


第W章 国内農業保護と市場開放の両立
第1節  機能不全を露呈したWTO
第2節 グローバル化に「攻めの農政」を
第3節 ミニマムアクセス米の上積みを避ける農政を

巻末資料
おわりに

   

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