日本農業年報56
民主党農政−政策の混迷は解消されるのか−


編集代表 梶井 功
編集担当 矢坂 雅充
 

政権交代によって、農業政策も大きな転換点を迎えた。とくに、米政策においては、戸別所得補償制度を柱に、積極的に米生産に取り組前提条件を作ろうとしている。しかし、他の政策と同様、実施については混迷している面もみられる。その現状と対策について、現場からの報告を交えて、識者が提言する。

A5判/定価(本体価格2,400円+税)/2010年5月刊

ISBN978-4-541-03696−4


<主要目次>

T.総論 
[T]転換する農政−民主党農政は何を目指すのか(梶井 功)

U.混迷する米産地 
[T]北海道における水田地帯の分化と転作対応(小池[相原]晴伴)
[U]東北−秋田県にみる系統共販の動揺と生産現場の困惑(中村勝則)
[V]北陸−富山市を対象に(酒井富夫)
[W]米販売自由下における稲作農家の米販売先の選択−福岡県を対象として(福田 晋)

V.混迷する諸政策
[T]米政策から水田農業政策へ−戸別所得補償モデル対策の意義と課題(谷口信和)
[U]農地法改正の経緯と論点−農地制度の理念と権利移動規制の緩和を中心に(谷脇 修)
[V]「株式会社の農業参入」をどう評価すべきか(楜澤能生)
[W]果樹地帯における農地荒廃化の構造と地域の対策−愛媛県柑橘地帯にみる(板橋 衛)

W.インタビュー 民主党・農政改革はどこへ行くのか 
(ゲスト)篠原 孝 (質問者)梶井 功・谷口信和・矢坂雅充


| 農林統計協会ホームページ | 新刊書 | 購入方法 |