日本農業の動き175 海外経済連携協定と日本農業の針路
農政ジャーナリストの会 編
経済・産業界のリードにより、日本政府は、TPPをはじめ海外諸国との経済協定を締結する方向に舵をきった。日本農業を守るために我々はどうすべきか?その針路を模索するために、各分野のスペシャリストが東アジアの食糧需給状況を分析し、近々の貿易自由化の情勢を詳しく解説する。 B6判/定価(本体価格1,200円+税)/2012年1月刊 ISBN978-4-541-03794-7
〈特集〉海外経済連携協定と日本農業の針路 ・強い農業とは何か?「競争」から「共存」へ(石井勇人) ・東アジア共同体と食料安保 −韓国農業とFTA(柳京煕 酪農学園大学/姜憬求 南九州大学)) ・中国政治と日中関係(朱建榮 東洋学園大学) ・東アジアの食糧需給について(江藤隆司 飼料輸出入協議会) ・東アジアの食糧・農業と日本(山本裕美 中央大学) ・経済連携の推進と日本農業(平野達男 内閣府副大臣) ・貿易自由化をめぐる国際情勢(香川剛廣 外務省経済局) ・自給率ではなく、食の自給力を維持する(近藤龍夫 北海道経済連合会)