TPP不参加 戸別所得補償の継続―そこに日本農業・日本社会の展望がかかる―
服部信司 著
TPP交渉の経過をたどり、アメリカ業界団体の意向を詳細に分析、交渉締結により、日本が得るものはほとんどないとして「TPP不参加」、アジアにおける経済連携は「日中韓+ASEAN」を軸にすることを提案する。国内では「戸別所得補償の継続」が日本農業を支えることを主張。 A5判/定価(本体価格1,800円+税)/2012年6月刊 ISBN978-4-541-03826-5
第T部 TPP交渉参加問題と日本農業・日本経済 第T章 TPP交渉の現状と日本の参加問題 第U章 TPP日米事前協議の動向:米国業界団体の意向と日米首脳会談−日本は飛んで火に入る夏の虫になってはならない−」 第V章 アメリカのコメ状況―基礎状況と構造変化、各段階価格の日米比較、対日輸出可能量 第U部 戸別所得補償―継続に日本農業の展望がかかる― 第W章 戸別所得補償の検証と評価 第X章 水田利活用事業:穀物22万トンの生産拡大を実現−純輸出増→食料自給率向上の展望を示す− 第Y章「日本農業の構造改革・規模拡大―規模拡大達成の畜産、再生会議・基本方針、農地集積・新規就農者支援―、 第V部 日本農業の国際環境 第Z章 WTO交渉:袋小路の現状・背景とWTOの今後― 第[章 アメリカ次期農業法の動向−背景(高価格・高所得・支出削減)、上院農業委員会案の可決、今後−