日本農業の動き178 放射性物質汚染の課題
農政ジャーナリストの会 編
福島第1原子力発電所の事故から1年半が経過した。除染作業は現在も行われ、避難区域もいまだ存在する。一体、被災地で何が起こっていたのか?災害のただ中で当地の農業青年は何を決断し、どう行動したのか。また、試行錯誤の中、農地の除染はどのようにすすめられたのか。さらに、今回の事故について、国際放射線防護委員会の専門家の見解を紹介する。 B6判/定価(本体価格1,200円+税) 2012年9月刊 ISBN978-4-541-03894-4
〈特集〉放射性物質汚染の課題 ・安全に関する国民的合意の形成を急げ(野村一正) ・農地土壌の放射性物質除去について(藤本 潔) ・国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の考え方(佐々木康人) ・風評被害と除染、農業者の役割とは(遠藤友彦) 〈農政の焦点T〉 ・パンの消費 コメを逆転(合瀬宏毅) 〈農政の焦点U〉 ・ スタートした青年就農給付金制度(池田辰雄) 〈農政の焦点V〉 ・農政転換の成果を強調も、基本計画の目標達成は見通せず(下山隆雄) 〈海外レポートT〉 ・壊国の経済成長はやめよう(金 哲沫) 〈海外レポートU〉 ・欧州農業共通政策改革 CAP改革はオブジェクティブ化の方向へ(山田 優)