日本の再生はアジアから始まる
―チャイナプラスワン(ASEAN諸国、インド)の「成長トライアングル」を取り込め!


朽木昭文 著
 

アジア経済研究の第一人者による、これからの日本企業成長への処方箋。いま、投資が停滞する中国に続き、後発のASEAN諸国、インドなどに「成長トライアングル」が生まれており、それを取り込むことが日本再生のカギと説く。そして、そのトライアングルへの日本の拠点としての「沖縄」の将来性を強調する。

A5判/定価(本体価格2,500円+税)
2012年11月刊

ISBN978-4-541-03897-5


<主要目次>

第T部 日本とアジアの共生:「農」と「沖縄」そしてアジアから 
第1章 日本の再生はアジアから:チャイナプラスワンとBOPビジネスが鍵
第2章 「農」そして沖縄「食・観光クラスター」からアジアネットワーク
    ―沖縄の地理的重要性−
    
第U部「転換点」を過ぎた中国沿海部と後発ASEANの追随
第3章 競争重視の「外資の導入」と国内産業保護の「産業政策」の併用で成長―中国・産業政策の時期区分―
第4章 中国の産業クラスター間のネットワークができる―珠江デルタ経済圏と長江デルタ経済圏、環渤海経済圏−
第5章 珠江デルタ経済圏と長江デルタ経済圏の成熟と内陸への波及―上海と広州が「転換点」−
第6章 中国経済の高度成長―南巡講和と三大経済改革、そして科学的発展観―
第7章 中国の「マクロ経済分析」―順調に成長した改革開放後のマクロ経済―
第8章 中国の発展パターンの転換と日本企業の対応―「BOPビジネス」がある第9章 後発ASEANは所得格差を埋めることができる―タイの東部臨海地域とベトナム北部に見るアジアの典型的な発展パターン―
第10章 インフラ整備を課題とするインド経済−ついに動き出した巨人―
第11章 シンガポール産業クラスター形成のシークエンス―日本再生の教科書になる
第12章 成長が期待されるラオス、ミャンマー、フィリピンの産業政策の動向―チャイナプラスワンを日本企業はどう生かす
第13章 成功したマレーシアの産業政策―成功体験をイノベーションへ向けて生かせるか?

第V部 東アジア共同体に向けて、ひとつのアジアへ  
第14章 アジア通貨危機後の東アジア共同体への動き―為替レートの役割―
第15章 「アジア成長トライアングル」でアジアがひとつになる―アジアの産業クラスターとそのネットワーク―
第16章 世界貿易機関(WTO)から自由貿易協定(FTA)―ASEAN+6で前進―
第17章 これからの日本のアジアへの戦略―TPPを超えて―

   

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