復帰後の沖縄農業 ―フィールドワークによる沖縄農政論
新井祥穂・永田淳嗣 共著
地理的特殊性や戦後の米国管轄という歴史的事情により、沖縄は日本の他地域とは異なる独自の農業生産を営んできた。本書は、沖縄の本土復帰から1990年代を中心に、日本国政府が行った沖縄農業政策の展開、それによる農業変容の実態を豊富なフィールドワークによって調査し、徹底的に分析を行った。 A5判/定価(本体価格2,500円+税)/2013年2月刊 ISBN978-4-541-03905-7
序章:復帰後の沖縄農業政策への問い 第T部 沖縄農業のマクロ的分析 第1章:復帰後の沖縄農業政策と沖縄農業の動態 第U部 石垣島農業の事例研究 第2章:石垣島農業の概要と調査方法 第3章:サトウキビ農家群の技術選択と経営 第4章:パインアップル生産の危機と再生 第5章:土地改良事業の推進と農家の反応 終章:現場の適応に注目する意義 参考文献 あとがき