日本林業の構造変化と林業経営体 ―2010年林業センサス分析
興梠 克久 編著
2005年に大幅な改正・改革が行われた農林業センサスは、今回(2010年)も調査内容の統合化、合理化が推し進められた。時系列で分析が出来なくなるなどマイナス面も多いが、多様な主体を林業経営体として統一的に把握できるなどメリットも出てきた。本書は調査結果を様々な図表により分析し、日本林業の実像を浮かび上がらせる。 A5判/定価(本体価格3,500円+税) 2013年6月刊 ISBN978-4-541-03929-3
第1章 林業センサスを巡る環境の変化 第2章 林業経営体の概要とセンサス分析の可能性 第3章 林業経営体の統計把握と森林経営概念 第4章 2000年代における木材流通・加工の構造変化と方向性 第5章 家族林業経営体の地域別・階層別分析 第6章 家族林業経営体の農業構造および農林業経営体による素材生産の実態 第7章 法人における林業経営 第8章 原木取引形態の決まり方についての試論 第9章 林家経済調査報告・林業経営統計調査報告を用いた林家経済分析 第10章 林業センサス研究史にみる林家の把握 第11章 林業サービス事業体等の動向 第12章 林業事業体の地域分析 第13章 森林組合の組織と事業の動向 第14章 国勢調査に見る林業労働者の動向