日本の農村金融・マイクロファイナンス


泉田洋一 著
泉田洋一先生・定年退職記念出版委員会 編
 

本書は、泉田洋一教授の東京大学退職を記念して、門下生一同が編纂し刊行したもの。内容は泉田が1999年以降に発表した論文で農村金融とマイクロファイナンスに関係するものに限定した。 
掲載するべき論文を著者が選択・整理し、かつ解題にも目を通し推敲を加えた。著者の研究分野は、農業・農村の発展に対して金融的手法をいかに適用するかという点にある。その研究成果は理論から実証まで、現代アジアから明治時代の日本までと、広範で奥深い。

A5判/定価(本体価格3,800円+税)/2013年8月刊

ISBN978-4-541-03953-4


<主要目次>

第1章 法人経営と農林公庫資金の役割
第2章 農業政策金融の改革をどう考えるか−特殊法人等改革での議論を踏まえて−
第3章 ベトナム社会政策銀行の融資システムの特徴と問題点
第4章 マイクロファイナンスの議論からみた農業政策金融の機能と組織
第5章 マイクロファイナンスと貧困:日本の経験
第6章 農業政策金融関連諸利率の長期的動き−1963年度から2008年度までを対象として−
第7章 農業近代化資金の融資額は1990年代以降なぜ急減したのか?
第8章 農業金融特質論再考

   

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