中山間地域の資源活用と農村の展望
―地域独自の創意工夫の可能性と実態―


黒木英二 編著  

中山間地域では歴史に基づいた諸資源の利活用をはじめ、国の将来展望にいかなる貢献をなし得るかが問われる。そのため、小規模ながらも高齢化の制約を克服して市場経済の荒波を乗り越えようとする工夫が発揮されている事例も見られる。 本書は、このような地域独自の創意工夫によって地域資源の活用を発揮させ、農村の再生に取り組む考え方及び実態を紹介し、中山間地域の資源活用により農村再生の展望がどのように描けるかを示す。

AA5判/185頁/定価(本体価格2,800円+税)/2014年3月刊

ISBN978-4-541-03972-9


<主要目次>

第1章(前川俊清)「ローカルエネルギー資源の有効化方策」
第2章(藤田 泉)「中山間地域の持続的資源活用と地域複合経済構造の展望 ―グリーン経済構造への実証―」
第3章(四方康行)国営公園等における園芸療法、園芸福祉活動の利用と普及可能性」
第4章(古川 充)「小さな農村を変えた住民出資第3セクター経営のシナリオ ―素人だから人の繋がりを経営頭脳として活かした持続的仕掛けー」
第5章(佐藤寿樹)「自然資源からみる農山漁村の位置づけと進化−環境未来都市・北海道下川町を例として−」
第6章(村田和賀代)「広島県肉用牛小史−産地とブランドの変遷−」
第7章(堀田 学)「中山間地域における消費者動向の特徴と地域ショッピングセンターの機能改善の方策 ―広島県庄原市を事例として―」
第8章(黒木英二)「中山間地域におけるコミュニティ・ビジネスの意義と展望−広島県庄原市を事例として―」

   

| 農林統計協会ホームページ| 新刊書| 購入方法 |