食糧危機の時代を生きて
―戦後農政現場からの証言―
農林水産省退職者の会 編
敗戦後の食糧難の時代。コメの他、麦類、芋類など主食の配給統制が行われた。農村では、強権供出が実施された。これに輸入食糧を加えても、配給の遅配、欠配は免れず、この時期の日本はまさに食糧危機の時代の様相を呈していた。
この本はそうした時代に、産地で供出業務に当たった農林省の食糧事務所OBの体験を手記の形でまとめたもの。その証言は生きた戦後史となっている。
A5判/255頁/本体価格1,500円/2014年9月刊
ISBN978-4-541-03995-8 |