自助・共助・公助連携による
 大災害からの復興


門間敏幸 編著

本書は、執筆者一同の様々な災害現場における調査経験の知見から、今後も頻発が予想される災害に対していかに対処するかという視点で、これまで発生した大災害に対して「自助・共助・公助」の果たしてきた機能とその連携のあり方にポイントを置いて考察した。
そして、「自助・共助・公助連携」とともに、災害ステージごとにそれらの連携の望ましいあり方を解明することの重要性についてを研究の共通課題とした。災害復興研究の大著である。

A5判/436ページ/定価(本体価格3,800円+税)/2017年3月刊

ISBN978-4-541-04135-7


<主要目次>

第1章 大災害からの復旧・復興における災害フェーズと自助・共助・公助連携のあり方
     (門間敏幸)
第2章 大学による復興支援活動(共助)における自助・公助との連携
   −東京農業大学「東日本支援プロジェクト」を中心に−
    (門間敏幸・渋谷往男)
第3章 東日本大震災による津波被災地域の農業復興における自助・共助・公助の連携
     (渋谷往男・山田崇裕)
第4章 放射能汚染地域の復興における自助・共助・公助の連携
     −農林業の復興を中心に−
     (門間敏幸・山田崇裕)
第5章 放射能汚染に対する消費者行動の特徴と風評の発生実態・対応
     (門間敏幸・ルハタイオパット プウォンケオ)
第6章 災害復興基金の活用による被災者ニーズに対応した復旧・復興の実現と課題
     (門間敏幸)
第7章 火山噴火のもとでの住民避難と地域の農業復興における自助・共助・公助の連携
     (杉原たまえ)
第8章 口蹄疫からの地域農業の復興における自助・共助・公助の連携
    (山本直之)
第9章 農地1筆単位の放射性物質モニタリングシステムの開発による放射能汚染地域の農業の復興−大学による共助の実践例−
 (門間敏幸・ルハタイオパット プウォンケオ)
第10章 ウクライナ・ベラルーシにおけるチェルノブイリ事故への対応からわが国の今後の風評対策を考える
(門間敏幸)
第11章 被災地域の新たな農業の担い手経営を支援する方法
    −オーダーメイド型農業経営分析システム−
     (門間敏幸)

   

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