転換期の水田農業―稲単作地帯における挑戦


鵜川洋樹・佐藤加寿子・佐藤 了 編著

本書は、代表的な稲単作地帯である秋田県農業を主たるフィールドとする調査研究に基づき、水田農業(水田を基盤とする稲作や園芸、畜産を含む)に関する政策や農業構造、担い手、技術構造、流通システムなどについての実態分析と今後の発展方向を論じることを目的としている。

A5判/268ページ/定価(本体価格2,800円+税)/2017年9月刊

ISBN978-4-541-04150-0


<主要目次>

第T部 水田農業の政策転換と担い手構造
第1章 秋田県水田農業の与件変化−米政策改革による影響−(佐藤加寿子)
第2章 秋田県における大規模水田農業経営の展望と課題−農地中間管理事業の実績と活用を通して−(長濱健一郎)
第3章 生業的家族農業経営の存立構造―秋田県における諸事例からの検討―(佐藤 了)
第U部 担い手育成の挑戦
第4章 JAによる担い手経営体支援の現状と今後の対応方策−秋田県を事例に−(椿 真一)
第5章 集落営農法人における組織間連携の可能性と課題−秋田県内の事例から−(渡部岳陽)
第6章 条件不利地におけるJA出資型農業生産法人の事業展開と課題(李 侖美)
第V部 土地利用型作物の挑戦
第7章 耕畜連携の経営行動と資源循環−飼料用米の生産と利用−(鵜川洋樹)
第8章 直接契約拡大下における酒造好適米の需給調整システム(林 芙俊)
第9章 水田作経営の大規模化と営農情報管理(藤井吉隆・上田賢悦)
第W部 園芸作物の挑戦
 第10章 兼業・稲単作地帯における園芸振興の課題−秋田県を対象に−(中村勝則)
 第11章 水田活用園芸の挑戦−後発秋田県のエダマメ産地化−(津田 渉)

   

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