進化するサバ缶
―サバ缶ブームによる新しい変化―


松浦 勉 著

2018年にサバ缶ブームと呼べる現象が起きた。各種の賞に選ばれるなど、サバ缶は平成年間の健康ブームの中でも特にインパクトの大きい社会現象であった。本書はサバ缶ブームの経緯をまとめ、他の青魚缶詰への影響、ブームによるサバ缶を取り巻く環境の変化などを分析する。

A5判/113ページ/定価3,080円(本体価格2,800円+税)/2021年5月刊

ISBN978-4-541-04329-0


<主要目次>

はじめに
第1章 水産缶詰におけるサバ缶の位置づけ
 コラム1.缶詰はヨーロッパで誕生
第2章 サバ缶ブームの発生過程
 コラム2.平成年間は健康ブーム
 コラム3.中央水産研究所のサバ缶マニア
第3章 サバ缶料理の動向
第4章 サバ缶の生産・消費・販売の動向
 コラム4.日本人が好むサバ缶は江戸時代の食文化を引き継ぐ 
 コラム5.10月10日は「缶詰の日」
第5章 サバ缶ブームによる新しい変化
 コラム6.水産高校のサバ缶製造
 コラム7.冷凍サバ類の海外輸出
第6章 青魚缶詰全体とサンマ缶・イワシ缶の動向
 コラム8.鯖サミット2019年 in 八戸
 コラム9.サンマ缶の生産量が激減
 コラム10.3回のイワシ缶ブーム
 コラム11.イワシ缶需要喚起による青魚缶詰の連携強化
第7章 サバ缶の進化
補論 進化するポルトガルの水産缶詰
おわりに
索引

   

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