里海マネジメント論 〜里海を生かした海の使い方〜
日高 健 著 福岡県庁入庁後、近畿大学農学部に講師として勤務。現在、同大学産業理工学部経営ビジネス学科で教鞭をとる。 主な著書に「都市と漁業」のほか、「世界のマグロ養殖」、「里海と沿岸域管理」がある。 A5判/274頁3,080円(本体価格2,800円)/2022年2月刊 ISBN978-4-541-04342-9
目 次 はじめに:この本のねらい 第T部 里海マネジメントの理論的諸側面 第1章 沿岸域とは何か? 第2章 里海論の系譜 第3章 漁業権と里海 第4章 漁業法改正と里海 第5章 海洋保護区と里海 第6章 沿岸域のガバナンスとマネジメント) 第U部 里海マネジメントの仕組み 第7章 里海マネジメントの主体と対象範囲 第8章 多段階で沿岸域を監理する仕組み 第9章 ネットワーク・ガバナンスで多段階管理をまとめる 第V部 事例分析 第10章 多様な関係者をどうやって巻き込むか―明石市の事例 第11章 地域のデザインを広げるー南三陸町の事例― 第12章 地域の自治体や住民等を巻き込むー長崎県大村湾― 第13章 瀬戸内海における府県管理―兵庫、香川県 第14章 県域を越えた海域の管理−大阪湾− 第15章 州を超えた連携による管理−米国テェサピーク湾― おわりに−これからの里海マネジメントと沿岸域管理