米中経済戦争と東アジア経済
―中国の一帯一路と米国の対応。そのアジア各国・日本への影響は―


朽木昭文/富澤拓志/福井清一 編著

東アジア諸国の経済にとり、米中経済戦争が、貿易投資の自由化の進展により構築された国際経済秩序、ひいては、各国経済にどのような影響を及ぼすのかを理解しておくことは、コロナ後の東アジア経済を占う上で重要である。本書はトランプ政権と習近平政権の政策、対立を具体的に紹介し、その実態を明らかにする。

A5判/228ページ/定価2,420円(本体価格2,200円)/2021年1月刊

ISBN978-4-541-04352-8 C3033


<主要目次>

第?T部 米中経済戦争―その経緯―
第1章 米国における米中経済戦争の背景と今後の行方(三浦 秀之)
第2章 米中貿易摩擦の経済的背景と経緯 (李  基東)
第?U部 中国の産業政策と米中経済戦争の影響
第3章 三位一体成長戦略による「産業集積」(朽木 昭文)
第4章 米中経済戦争下の「中国製造2025」と一帯一路構想(鄭  海東)、第5章 中国の投融資体制と対一帯一路直接投資 (門 闖)
第?V部 東アジア諸国への影響と対応
第6章 米中貿易紛争が韓国経済に及ぼす影響と政策対応(李  基東)
第7章 GVC の構造からみた米中貿易摩擦のタイ国への影響と戦略(キティ・リムスクル)
第8章 ベトナムにとっての米中貿易戦争 (池部  亮)
第9章 中国からベトナムへの生産移管の必要な条件(ド・マ・ホン)
第?W部 日本への影響と対応
第10章 米中経済戦争による日本経済への影響と対応(福井 清一)
第11章 5G における
米中経済戦争と日本の選択(古谷 眞介)
第12章 米中経済戦争とアジアにおける地域経済統合の行方(福井 清一)
第12章補論 RCEP 交渉の行方とインド(福井 清一)
第13章 日本がたどるべき進路:「産業集積の移転」と「グローバルバリューチェーンの形成」(朽木 昭文)

   

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