食料・農業・農村白書 令和4年版
(令和3年度食料・農業・農村の動向 令和4年度食料・農業・農村施策)
農林水産省 編
本年版の特集は「変化(シフト)する我が国の農業構造」。2020年農林業センサスも踏まえ、その中長期的な変化を記述した。
トピックスは食料・農業・農村における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響と対応、みどりの食料システム戦略等を紹介する。
一方、本年2月以降のロシアのウクライナ侵略を受けて食料や飼料、燃油等農業生産資材の価格が更に高い水準に上昇する状況を踏まえ、それらの動向を記述した。
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水産白書 令和4年版(令和3年度水産の動向 令和4年度水産施策)
水産庁 編
令和4年3月に閣議決定された新たな水産基本計画、漁港漁場整備長期計画。
前者については今後の水産政策の展開方向と水産物の自給率の目標を明らかにし、後者は産地の生産力強化と「海業(うみぎょう)」振興による漁村の活性化等の課題について成果目標と事業量等を掲げた。
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これからの地域社会のための獣害対策−やれば出来る行政と集落のやるべきコト−
山端 直人 著
山村や中山間地域で日常化している獣害被害は、地域の農林業を中心とした経済活動を脅かすに留まらず、地域住民の生活にもマイナスの影響を与えている。本書は、その解決方策を多くの研究成果と実践を通じて明らかにする。
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農政記者四十年
〜食と農のララバイ、あるいは大震災十年とコロナ禍〜
伊本 克宜 著
わが国唯一にして最大の農業専門日刊紙「日本農業新聞」。
その記者として40年にわたる取材・報道活動を振り返り、国内外における、その時々のエポックメイキングな出来事について舞台裏の内情披露も交えて回想する。大物政治家やJA会長等との交流を通じて放ったスクープ記事も数多い著者のマスコミ人としての気概を知る格好の書でもある。
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進化するサバ缶
―サバ缶ブームによる新しい変化―
松浦 勉 著
2018年にサバ缶ブームと呼べる現象が起きた。各種の賞に選ばれるなど、サバ缶は平成年間の健康ブームの中でも特にインパクトの大きい社会現象であった。本書はサバ缶ブームの経緯をまとめ、他の青魚缶詰への影響、ブームによるサバ缶を取り巻く環境の変化などを分析する。
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人生を変える最強の食事習慣
−『時間栄養学』で「健康」「成功」を手に入れる―
大池秀明 著
2017年に「時計遺伝子」の研究がノーベル賞を受賞し、食品をいつ食べるかについての栄養学(時間栄養学)に注目が集まった。著者は「食と健康」を専門として、体内時計と老化の観点から研究を展開している。
本書では最新の時間栄養学による研究成果を豊富に披露。「朝食を食べる習慣」と、「学校の成績」「入学した大学」「入社した企業」「年収」に相関関係があるとの調査結果には驚かされる。
本書の目的は「同じものを食べるにしても【いつ食べるか】という視点があるかないかで、将来の健康や日々のパフォーマンスには大きな差が出ますよ」と伝えること著者は言う。
またワクチン接種にも有効な研究成果があり、ワクチン接種の効果を上げるには朝(午前中)の接種が有効だという。
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